エンジンについて
ランサーエボリューション\に搭載されている「4G63 MIVECターボ」エンジンは、総排気量1997ccで最大出力280ps/6500rpm、最大トルク41.5kg・m/3000rpmという、走る為に存在するエンジンです。もちろん燃料は無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)で、燃費は10・15モードで、10.0km(GT,RSは9.9km)というちょっと不経済な車です。(RX-7などをはじめとするターボのスポーツカーに比べるとはるかに経済的ですが・・・)
そもそも「4G63」は、ミツビシのギャランやスタリオンに実装されていたエンジンで、初期は1気筒あたり2バルブのSOHCでした。その後、WRCなどで戦うために、改良や改善が行われ、1987年のギャランVR-4でついに4バルブDOHC化が行われました。そして、更に改良され現在の連続可変バルブタイミング機構MIVECを搭載したランサーエボリューションのエンジンとなっています。MIVECがあることで、街乗りもしやすいエンジンとなっています。
「4G63」は、基本設計が古いという点がありますが、耐久性・頑丈さから現在でも評価は高く、世界最高の2リッターターボエンジンの一つとして名を刻んでいます。
カテゴリー:エンジンルーム