ブレーキパッド交換方法
まず、ブレーキパッド交換の際にブレーキシリンダを広げるため、ブレーキオイル(ブレーキフルード)が溢れないように抜き取りを行います。抜き取りは、今回は注射器のようなものと、空きペットボトルを使用しました。
ブレーキフルードは画像の白のタンクになります。
ブレーキオイルタンクの蓋を開けて抜き取ります。抜き取ったブレーキオイルは後で再び注入するため、空きペットボトルにて保持しておきます。
ブレーキオイルの抜き取りが完了したら、ブレーキパッドの取外しです。手順としては「タイヤ取外し」→「ブレーキキャリパーからブレーキパッド取外し」です。
ブレーキパッドは、キャリパーのピン2つと留め金で固定されています。よってこの3つを取り外すだけでブレーキパッドが取外しできます。
ブレーキキャリパーのピンは、ピンポンチを使用してハンマーなどで取り外すと簡単に外れます。※ピンポンチを使用する場合、画像のようにピンポンチの中央部分にビニールテープを巻いておくと、たたきすぎたときにブレンボキャリパーに傷が付くことを防ぐことができます。
ピンを取り外すためピンポンチを使用しているところです。
片一方のピンが取れたら、留め金を取り外します。そしてもう一方のピンも同じ要領で取り外します。
取り外した、ピン2つと留め金です。
ブレーキパッドを取り外した状態のブレンボキャリパーです。
新しいブレーキパッドは、使用済みのブレーキパッドに比べて分厚くシリンダが邪魔で入らない場合があるので、ウォータポンププライヤなどを使用してシリンダを押し広げます。(このとき旧ブレーキパッドを再び挿入してウエスなどをかぶせると楽で、傷も付きにくいです。)
取り外した、純正ブレーキパッドです。
こちらが純正ブレーキパッドについていた純正シム。新しいパッドに付け替えます。
ブレーキパッドを取り外した上体のブレーキキャリパーは非常に汚れているので、ブレーキクリーナーなどを使用してきれいにすると良いでしょう。
こちらが今回装着するエンドレスCC−Xです。ブレーキ鳴きを軽減するために、今回もワコーズブレーキプロテクターを使用します。シムとパッドの間にも塗布します。
ブレーキの清掃やグリース作業の際は、ビニール手袋などを使用すると良いでしょう。ダイソーで100円70枚入りで販売されています。
ブレーキプロテクターを塗布し終えた状態のブレーキパッドです。
後は、ブレーキパッドを取り付け、再びピン2つと留め金を装着するだけです。キャリパーに入りにくければ、古いパッドを入れてウォーターポンププライヤでキャリパーを広げる必要があります。